パート2:TGRラリーチャレンジ@高岡万葉2018

こんにちは、服部です。前回の続きです。

さて、前回終盤に登場した超タイト激狭ヘアピンカーブが如何ほどのものかについて下図で説明しましょう。

残念ながらグーグルカーが万葉ライン(SS1コース)を通っていなかったので手書きです。絵心はゼロなので、悪しからず。

《真上図》

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《側面図》

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マリオカートには絶対出てこないようなヘアピンカーブです。グランツーリスモにも出てこないんじゃないかな…

このヘアピンカーブの何が難しいかというと、ヘアピンなのに高低差がある点です。サイドブレーキをいれるタイミングが早ければおしりが滑らないし、遅ければ壁にぶつかる可能性があります。車体がほぼ完全に坂道を登り切って重心が前にかかった状態で、程よい勢いを保って突っ込まなければ、うまいことおしりが滑っていかない!

《理想のコース》(前の真上図と同じカーブのつもりです)

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しかも、このカーブの前にも結構なL字カーブがあり、路面はぬれているという悪状況。

さぁ、代表はどうでたのか?!!

ダブルコーションサイン(厳重注意する場所)を超えて、L字カーブに入る、そして難所へ向けてアクセルを踏む。登り切ったかどうかのところで、サイドをいれる。あっという間に勢いが死んでいくのを感じた…失敗だ。サイドブレーキをいれるタイミングが早かったらしい。動揺する代表は慌てて、切り替えそうとせっせとハンドルをきる。切り替えそうにも狭くて何回か切り返す。レースの前に中島さんからドライバーが気持ちよく走ってもらうように声援を送るのもコドラの仕事だと教えられたのを思い出す。「大丈夫です。まだ挽回できます。落ち着いて。」と適当なことを口に出す。無事切り替えし、コースへ復帰した。グネグネのカーブを超え、勢いよくゴールイン。タイムはまずまずだった。

 

まさか生まれて初めてのレースにこんな難所があるとは思っていもいませんでした。ここで一応触れておきますが、我々が乗っていたヴィッツはミッション車です。ミッションの免許を形としてもっているけれどオートマしか乗らない私からしたら、ミッションでこんな訳のわからないコースをどうやって走るのか全く想像もつきません。「代表含む世のドライバーってすげぇっ・・・」ということを身を以て実感しました。

 

30分ほどリエゾン区間があり、続いてSS2!ここも細かいところを説明できればいいのですが、何分SS1が強烈すぎて、実はあまり印象がないです。一言でいえば、SS1よりは簡単なコースで、大きなカーブが多いコースでした。その他には、ゴールの後の下り坂に開けたオーシャンビューがあり、何組かカップルがデートをしていました。代表は憎々しげにうらやましいなぁといいながら、カップルたちを見ていました。私もうらやましいと思いました。

 

また30分ほどリエゾン区間があり、最後のSS3はジムカーナ!ジムカーナは車の教習所のコースのような場所で行うレースです。ドラム缶やパイロンが設置されており、そこを決められたコースで走ります。ジムカーナといえば、茅野のSSでパイロンの右側を走ろうとしていた時に、中島さんが左を差しながら「右」と代表に指示し、結果的にパイロンタッチ(5秒加算)が起きました。図形のような単純なコースなだけにその分ミスが起きやすいようです。その話を事前に聞いていたので、心してかかりました。SS3のジムカーナは一般の観客がいて、実況もあり、そして何より命を失うことのないSSなので、心から楽しかったです。

タイムは、タイヤをとられて大きくすべる場所が2か所あったので、ここもまずまずでした。

 

《ジムカーナの様子》

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(背後で鳴るキュルキュル音はドリフト試乗の音です)

 

高岡市役所まで戻り、ようやく緊張の一巡目が終わりました。順当な順位で、まだ表彰台はぎりぎり奇跡がおこれば狙えるポジションだったと記憶しています。

 

昼食後、2順目が始まりました。2順目はハイライトのみお伝えします。

まず、SS1の例の難所!またもやサイドを早くいれすぎたようです。この後、代表はずっとこの失敗を引きずっていました。これが決まっていれば、その後のテンションも順位も違っていたかもしれません。

次はSS2。2順目のこのSSで代表は私のナビ通りに運転してみたらしいです(今まではしてなかったんですか?!)。ちゃんとナビゲートされている感覚はあったらしいです。とりあえず安心です。しかし、そのせいかタイムは少し落ちました。

そして、終りよければすべてよし、砂利で滑りまくったSS3、2順目は2秒ほど縮めました!

2順目は心に余裕が出てきて、リエゾン区間のすすきが風に揺らいでいる川原、海沿いの風景に見とれる場面もありました。全部が終わったのは16:00近く、密度の濃い10時間でした。

そして、気になる結果は6位でした!(12エントリーのうちのですが…)代表はやはりSS1のあのヘアピンカーブをクリアできなかったことが心残りで不完全燃焼気味でしたが、私はやり切った素晴らしい気分でした。

結果については、正直なところ、私ももう少し貢献したかったなと思うところがありました。もし次回私が参戦するとしたら、本当の意味でやりきりたいと思います(体重をしぼるところから…)。

 

最後に、スポンサーの皆様方、応援に来てくださった児玉さん、エナジーのみなさん、ご支援・ご声援ありがとうございました。皆様のおかげでこの1年間(私は最後にちょろっと参加しただけですが)ラリーに参加し続けることができました!今後ももしラリーに参加する機会があれば、また皆さんと一緒に戦いに臨めたら幸いです!

今度ラリーについてブログを書くことがあればきちんとタイムリーにご報告します!

では、ラリーについてはまた来年!長々とおつきあいいただきありがとうございました!

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